神奈川県高等学校教科研究会・情報部会
2007年度 第3回研究会

2007.10.21更新
 
  • 【主催】 神奈川県高等学校教科研究会・情報部会
  • 【日時】 平成19年8月6日(月) 9:00〜17:00
  • 【会場】 湘南工科大学  (下見報告ページはこちら。)
    神奈川県藤沢市辻堂西海岸1-1-25
    TEL 0466-30-0271
    http://www.shonan-it.ac.jp/contents/access.html
  • 【内容】 レゴ・マインドストームを利用したライントレースロボットの製作

     第3回研究会は,ネットワーク委員会を中心に湘南工大の情報工学科とコンピュータ応用学科,ならびにメディアセンターの協力を得て,プログラム学習の授業にレゴ・マインドストームをどのように取り入れるかというテーマで行いました。具体的には、レゴで組み立てた自動車に光センサーを取り付けたライントレーサを走らせるという題材でした。プログラミング方式は,通常のブロック配置方式とC言語方式に分かれて実習しました。

     当日の日程は、担当と大学側でぎりぎりまで詰めていたため、次のようなものがホワイトボードに書かれて始まりました。それでも実際にはこの通りというわけにはいきませんでしたが。

    9:00〜9:15 あいさつ他
    9:15〜10:00 座学・組み立て
    10:05〜11:10
    11:10〜12:00 学科紹介(情報工学科・コンピュータ応用学科)
    昼食  
    13:00〜13:15 湘南工科大学のIT戦略
    13:15〜14:00 日本語ワープロ:プロジェクトX裏話
    14:05〜16:30 課題

     

    会場となった湘南工科大学正門です。 こんなたて看板まで作ってくださいました。 見取り図つきです。
    会場の様子 あらかじめ,こんな感じで組み立ててありました。 C言語グループはとなりの細長い部屋です。
    司会の深瀬先生
    (県立津久井浜高
    嘉村幹事長
    (県立希望ヶ丘高)
    講義中の様子
    大学側の世話役は天野教授です。 まずばらばらにして組み立てるところから始めました。 マニュアルは言葉がなく絵が中心の分かりやすいものでした。
    「直進」「右ターン」などのブロックを並べるだけです。
    (LEGOですから・・・)
    条件分岐もブロックになっています。
    (LEGOですから)
    この程度でライントレーサの基本的な動作がプログラミングできました。

    基本的には,初期状態として光センサーをライン上になるようにし,センサーからの入力が明るなったら左ターン,暗いときは右ターンとすればよちよちと線に沿って動いてくれます。

    プログラムは赤外線で転送します。数秒で終わります。

    まずは机上におかれていた楕円状のコースでテストです。
    動画(AVI形式,6.2MB)
     

    光センサーを左右に2個付けてスピードアップを試みました。ヘアピンカーブの制御がなかなかうまくいかずみなさん苦戦していました。

    課題は、旧富士スピードウェイもどきのコースでタイムトライアルをすることです。
    動画(AVI形式,12.4MB)

     

    好タイムを出した矢部先生(左:横浜共立学園)とC言語グループで東京から参加の神藤先生(右:武蔵工大高中)です。

     途中,大学の学科紹介や,最初の日本語ワープロ開発に携わった天野教授の当時の裏話(NHKのプロジェクトXでも放映された以外の話)などを挟みながら和気藹々と時間が過ぎていきました。
    特に後半の課題においては,皆さん「教材」ということそっちのけで(私だけか?)とにかくトレーサの駆動部分の改良やら重心の調整やらハード的な作業と,光センサーからの入力に対してどのような制御をさせるかというソフト的な作業を必死になって繰り返していました。

     プログラミングといえば,まず「Hello! World.」を画面に表示させるところから始まるような題材では最近の学生や生徒は食いついてこないという状況に対して,ひとつの手立てを提供してくれたのではないかと思います。ExcelのIf関数の使い方くらいから苦労する生徒もいるなかで,プログラミングとはどのようなものかということを手軽に体感できる優れた教材(日本ではおもちゃ扱い?)だと思いました。
    最大の壁は導入費用でしょう。現在新しいものが出ていますが,一セット約4万円というのは多くの学校にとって4人に1台というのも難しいでしょうか。

     最後に,ネットワーク委員会の委員長である矢部先生(一番右下写真中央)が集計された参加者のアンケート結果についてですが,概ね好評だったようです。一人に一台あったほうが良かった,もう少し実習時間が長いほうが良かった,できない生徒の気持ちが良くわかった,などという感想が多数を占めていました。逆に,学校の宣伝が長かったという意見もありましたが,委員会としては,大学でどのような教育が行われているのかということを高校現場でも知っておくことが必要との判断でお願いしたものなのでご理解いただきたいと思います。「大学の情報科に入ったらワードやエクセルのすごい使い方を伝授されると思った」という学生もいるということです。

     以上報告は県立二俣川看護福祉高等学校の若園でした。(現在情報の授業を担当していません・・・)

  • 【アンケート結果】
    1.研究会について
     ○講習・実習について
     大変参考になる資料をありがとうございます。事前の準備が素晴らしく,大変満足することができました。おもしろかった(2) 講習より,もうちょっと実習時間が長い方がよい。できたら,一人一台がよい。大変良かった(2) 楽しく過ごさせていただきました。楽しい実習で時間のたつのがもったいない程に感じられました。 内容は楽しかったです。実習ではつまずいてしまったので残念でした。難しかったです。できない生徒の気持ちが良くわかりました(RCXコード組) 大変楽しくプログラミングを学習できた。よかったと思います。学校の宣伝が少し長いように思いました。(2) 実際に物が動くこと,工夫がすぐ結果に現れるのでとても楽しかったです。授業では必要な台数の確保が難しいと思うので,部活等で取り入れられたらと思います。 実習は充実していました。実習だけでなく,プロジェクトXの裏話もきけてよかったです。 ついていくのが大変でしたが,充実していました。大体良いと思うわかりやすかった とても楽しかったです。もっと安い教材だと良いのですが。センサ1個2500円くらだと購入が難しいです。学校紹介を入れるなら最初か最後にしてほしい。 前々からレゴの研修に参加したいと思っていました。今日は非常に楽しかったです。パーツの把握に時間がかかった。 一人一台あると良かったです。(2)非常にわかりやすい内容であった。 マインドストームに初めて触れたがとても楽しかった。大学の説明は画面が見づらく,もう少し工夫してほしい。

     ○日程・時間・会場について
     快適に過ごすことができました。よかった。(3)適切。(3)日程は都合よかったです。 だいたいよい参加しやすい日程でした。

    2.今後の研究会について(回収18名)
     ○今回の研究会を知った理由
     学校宛の通知(14)Webページを見て(2)その他(1)
     ○内容
     プログラミング(4)phpなどサーバ構築(3)校内LAN(2)ネットワーク(2) 今回と同じ内容(レゴ)で(1)実践事例報告(1)
     ○開催時期など
     休業中が良いが,今回のように続くと参加は難しい夏休み中は時間がとりやすいのでスキルアップの研究会は良いですね。今後もこのような日程でお願いします。
     ○メーリングリスト
     参加済み(6)参加を希望する(2)参加を希望しない(6)
     ○その他
     今後の研究会の内容を告知してほしい研究会のおみやげがほしいです

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