第6回研究会は,技術委員会を中心に独立行政法人海洋開発機構(JAMSTEC)横浜研究所にある地球シミュレータの見学を行いました。最初1時間半ほど、地球シミュレータの開発経緯、システム構成、運用状況、利用成果、今後の展開について講義を受けました。その後海洋研究開発機構が行っている研究や観測によって得られたデータや映像が公開されている展示施設「地球情報館」の見学と地球シミュレータが収められている施設見学を行いました。
地球シミュレータ(並列計算機)は地球温暖化という環境変化の予測という課題とスーパーコンピュータ能力競争をきっかけに2002年3月公開後、2002年スーパーコンピュータ世界ランキング(TOP500)で1位となり、2位のスパーコンピュータの約5倍の性能をたたき出したそうです。その後、2004年11月までの2年半TOP500で1位の座を譲らないという、進歩の早いコンピュータ世界では異例の長期の長さを誇っている。地球シミュレータを利用した研究成果がたくさん報告されているのに、地球シミュレータそのものにスポットが当たっていないのは残念なことです。
今後リプレイスされるそうです。時代の進歩とともに、パソコンの大きさは小さくなるそうです。省電力化、運用コストの削減につながるらしい。
13:30〜14:00 |
受付 |
14:00〜14:10 |
挨拶 |
14:10〜15:30 |
講義 |
14:30〜16:30 |
施設見学 |
会場となった海洋開発機構 横浜研究所 |
受付風景 |
講師 上原均 氏 |
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地球シミュレータが収められている施設の模型。体育館位の大きさがある
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1ノード(1台の計算機)は8個の計算プロセッサから構成される。
正面に見えるのが一つ一つの計算プロセッサ。
下の方にケーブルの束が見える。 |
計算プロセッサのCPUの展示。 |
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タワーのようにそびえているのはCPUのヒートシンク
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展示室内 |
宇宙から見た地球の姿を体験できる半球スクリーン |
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地球シミュレータを収納している施設。壁の中くらいに見える白っぽいところはコンピュータを搬入した入口だそうです。大きすぎたので中で組み立てたのだとか。 |
我々もインターネット経由で利用することができるそうです。実際はもっときれいな色をしています。 |
施設内でなにやら撮影がおこなわれていました。 |
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