神奈川県高等学校教科研究会・情報部会
新教科「情報」におけるプレゼンテーションの考察
(実習、講義)
   〜伝達・発信・表現の基礎となる「情報の構造化」について考える〜
2003,8,9更新
 
  • 【主催】 神奈川県高等学校教科研究会・情報部会  
  • 【日時】 平成15年7月30日(水)10:00〜16:30(受付は9:30〜)
  • 【会場】 文教大学 湘南キャンパス
    • http://www.bunkyo.ac.jp/
    • 〒253-8550 神奈川県茅ヶ崎市行谷1100
    • TEL 0467-53-2111
    • 茅ヶ崎駅または湘南台駅からバス20分
  • 【対象】  「情報」授業を担当される方、または「情報」の授業に関心のある方
  • 【参加者】 46名
  • 【講師】  文教大学情報学部 クラスコーディネーター
  • 釈氏孝浩先生、宮川裕之先生、中條安芸子先生、佐久間拓也先生
  • 【内容】  新教科「情報」におけるプレゼンテーションの考察(実習、講義)
       〜伝達・発信・表現の基礎となる「情報の構造化」について考える〜
          
小雨が降るあいにくの天気でしたが、46名の方々に参加をしていただきました。文教大学湘南キャンパスは総レンガ壁の素敵な校舎でした。司会は森本先生(茅ケ崎高校)。

情報部会大河原会長(新磯高校)の挨拶で、研修会は始まりました。
文教大学の宮川先生より本日の研修の趣旨、目的、流れについての説明がありました。

その後、本日の実習課題についての詳しい説明が文教大学の釈氏先生よりありました。
真剣な顔で説明を聞いている参加者。
この後、全参加者が4〜5人ずつ、A〜Hまでの8グループに分かれました。
グループごとに別々の教室に分かれて、作業の開始。
まずは、聴衆を決め、必要な情報をピックアップ。
仕事を決め、分担して作業に入りました。
グループごとに作業の合間をぬって、随時昼食休憩。
その後、4つのグループごとに1つの教室に集まりプレゼンテーションを行いました。
自分以外のグループを「評価シート」を利用して、100点満点で評価しました。
一番評価の高かったグループを代表として選出しました。
参加者全員が1つの教室に集まって、各教室の代表、2グループのプレゼンテーションを見ました。

全体での、検討会・情報交換

順不同で出された意見、発表等を記載します。
【文教大学の先生から】
・授業の感想等を専用の電子掲示板を利用して、書かせる。
  (皆の前で発言するのが苦手な生徒にも論理的な議論ができるような仕組みとして)
・大学で情報教育をするにあたって、必要とする力
  文章等の中から必要な情報を読み取り、構造化していく力(実は、今回の研修のテーマでもあったのですが)
・内化している情報を発信させるレベル(自己紹介等)ができるようになったら、次は生徒にとって未知の新しい情報を収集・取捨選択し、構造化しその中で必要な情報を配置し発信できるようにする。
・大学のシラバスの紹介   文教大学のWebページから参照して下さい。(参考になりました) 【参加者の中から】
・グループワークをしたときの良い評価方法はないか
  作業分担をしているのなら、その時々で提出させる
  終了後、相互評価と平行して、一人ひとりに「一番活躍した人、一番寄与しなかった人」を書かせる。

研修会の内容についてのご意見・ご感想

・刺激的で、啓蒙されました。
・生徒の立場に立って、シミュレーションができたのは良かった。
・文教大学の色々なコンピュータルームを移動できて良かった。
・最初からプレゼンの作製でとまどう所がありましたが、楽しくやることができました。
・一日があっという間でした。楽しく頭を使うことが出来ました。
・PowerPointの技術より実践に重点をおいたとてもすばらしい内容でした。他の作品をみることにより、自分の気づかない発想を知ることができた。
・単なる技術でなく、情報の伝達について考えるよい研修でした。
・実習中心で息の抜けない濃い内容でした。テーマは面白かったと思います。
・プレゼンの難しさを知った。(パワーポイントの使い方よりも、話し方、組立方など)評価の方法についてももう少し学ぶ必要を感じた。
・テーマをディスカッション形式で皆さんといっしょに考えを深めることができました。大変よかったと思う。
・久しぶりに真剣にさせられた研修でした。3学期にプレゼンの授業をする予定です。昨年は修学旅行の業者になった前提で行いましたが、今年はもっと細かい設定を決めようと感じました。
・プレゼンテーションは2学期はじめからの予定。タイミングとして最良でした。
・生徒に実習させる内容を事前にやってみることができ、大変参考になった。作品についての評価の話し合いもあればよかった。
・こういう形での問題提示も実際の授業で利用させて頂けそうに思います。
・おもしろかったです。「情報A」、3年選択の授業には入りきれない(時間がない)と思いますが。
・最後の評価シート10点満点の記入は直感?各人が到達度評価をする以外に評価方法はないのだろうか。私は到達度の評価はしていない。授業の意味、グループでの共同作業に参加したかを自己評価させている。
・グループ内での討論の時間がもう少しほしかった。作成したプレゼンのリハーサルはどの程度できたのでしょうか。リハーサルのための時間があるといいと考えます。
・課題作成のための情報提供をし、一律同じ条件でプレゼンを作成していく手法にたいへん興味を持った。教員側の「教材研究」の点でも興味深く、さまざまな課題が考えられると思われる。
・参加させていただきありがとうございます。チームを組んで、一つの作業をするのは、とても楽しかったです。講義型の研修よりも、身に付くことが多いと思います。
・情報の構造化について少し分かったように思います。共同で作業を進めたので、少々まどろっこしい部分がありましたが、班別の授業の生徒の気分がわかりました。
・このような形式の研修は初参加のような気がします。とても参考になりました。また同様の研修を企画していただきたいと思います。
・内容はたいへん良かったと思うのですが、もう少し時間をかけてやりたいと思いました。
・いきなりプレゼンをつくるということでびっくりした。作業もたいへんだけど評価も難しい。
・技術的なものだけでなく、このように実際に授業に応用できる内容の研修の重要性を感じた。
・ITからICTへの流れの中にある。C:コミュニケーションがなぜ入って来たのか、学校の授業としてコミュニケーションが必要とされる根拠は何なのかを明確にしないと「情報」がテクニックになってしまう。
・前もってメール(HP)等でいただいた内容では、パワーポイントの実習だとは分からなかったので、次回は内容を具体的に明記してほしい。でも、参加者が参加できる型の研修会は大変良いと思います。
・ハードでした。
・思っていたのと違っていましたが(プレゼンを作るだけかと)たいへんでしたが、面白く授業の参考になりました。
・多少、予期していたものとは異なっていましたが、勉強になりました。特に、操作訓練は中学生は移り、高校ではコンテンツが中心になるという話はその通りだと思います。とすると、なおさら今回のような研修が必要になってくると思います。
・Cグループの先生にPPの使い方、表現方法を教えていただき参考になりました。
・先生方のスキル向上を目的としたプレゼンテーションの研修であった方が良い。例えば、PowerPointの習熟など。
・スキルや、話のうまい先生に頼ってしまったことが、反省点である。
・「プレゼンをグループ毎に作る」という作業は、それぞれの個々の価値観や感覚的な所が多いので、プレゼンを作って発表するという今回のテーマは、私個人にとっては、あまり研修にはならなかった。でも、お疲れ様でした。
・前段で本口座の目的、プレゼンテーションの流れ、分類、配置、構造化などについて、あらかじめ整理してほしかった。
・操作技術ではなくコンテンツが大事というのはその通りだと思って参加しましたが、「構造化」とその指導について、レクチャーの部分を厚くしてほしかった。最後の質疑で多少の議論はありましたけど、でもあれだけですと、たったそれだけのことに「構造化」などというたいそうな名前をつけたのかという印象です。
・自分自身のためになったかという点では、あまり収穫なし。まだ、技術的な課題、ソフトの操作方法などで知識を増やしたい。

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